議会報告_No.6【 2017年初夏】

 

ごあいさつ

このところマスコミでは、相次ぐ政治家の失言が取り上げられています。そうした心ない言葉によって、深い心の傷を負われた方も多いことでしょう。私たち市議会議員も、国会議員と同様に公人です。その行動や発言については、常に立場をわきまえ、慎重に行わなければなりません。また、議員は、政策や実行力が重要ですが、それ以上に、人としての常識を持つべきだと考えています。そして、私は、あたたかみや情を失わない議員であり続けたいと思っています。
これまで以上に気を引き締めて、大好きなまち『柏』のために、全力で活動して参ります!

平成29年第1回定例会

2月24日から3月21日まで開催された平成29年第1回定例会では、国民健康保険条例のいち部を改正する条例の制定、市立中学校設置条例の一部を改正する条例の制定、高知の請負契約の締結、副市長の選任などの議案が上程されました。
市長から提案された38議案に議員提出の2議案を含めた40議案が可決・同意とされました。

以下、注目した点についてまとめております。

1.平成29年度 柏市一般会計予算

この3月議会は、平成29年度の予算が審議される重要な議会です。今年度の柏市一般会計予算の総額は、1227億3000万円となりました。また、国民健康保険事業や介護老人保健施設事業、学校給食センター事業、後期高齢者医療事業といった特別会計予算は、821億5000万円、病院事業や水道事業といった企業会計を含めた予算総額は、2351億5500万円となるなど、大きな金額が使われています。
柏市の市税収入は横ばいでしたが、平成29年度は固定資産税や個人市民税の増加により、増加が見込まれています。
一般会計の歳入は、この自主財源に加え、国や県の支出金、市債、地方交付税や各種交付金などが加えられます。
一方、歳出は、民生費、教育費、土木費、衛生費の順で支出されています。

2.経済的な困難を有する児童生徒への学習支援事業

平成29年度より、外傷学年を保護世帯、就学援助世帯とも中学1年生から3年生までの全学年として、既に実施している一人親家庭の小学5年生、6年制の自動にもつなげていくことで、切れ目のない支援を実施していくこととされました。

3.子育て世代包括支援センターの設置

子育て世代包括支援センターをしない3ヶ所(ウェルネス、沼南庁舎、ファミリ柏内(予定))に設置し、母子保健や育児に関する総合的支援を提供するワンストップ拠点として総合的相談や支援をしていくこととされました。

また、昨年の議会の一般質問の中でも何度も質問や制度導入の要望を行ってきた産後ケア事業については、医療機関等においてデイサービスや宿泊等による支援を行うこととして、630万円の予算が計上されました。

3月議会 岡田ちかの質問

今回は、議員となって6回目の一般質問。「乳がん検診」「プレミアムフライデーと地元の活性化」「自治体の婚活支援」「公契約条例の制定」「働き方改革」「高柳駅西側の新設道路の安全性の担保」等について質問、要望等をしました。

私は、議員には女性も男性もないと思っていますが、妊産婦支援や女性特有の病気の検診などの質問要望は、今後も特に力をいれて取り上げていきたいと考えています。

1 乳がん検診について

Q 平成30年度から、40代以上はマンモグラフィーと超音波の隔年検査となるとのことだが、それぞれの特徴を伝え、しっかり変更内容の周知を図ってほしい。

A パンフレットや市の広報、HPの掲載、イベントなどでのPRを行い、周知及び浸透を図っていく。

2 市役所における職場環境整備(働き方改革の実施)について

Q 育児休暇等の取得率を上げるには、新たな制度を作るなど思い切った取り組みが必要ではないか。

A 管理職の意識改革を続けるとともに、多用な勤務形態の導入などの新たな取り組みの可能性についても検討していく。

3 プレミアムフライデーについて

Q 地元活性化の契機と捉え、市も何らかのバックアップをしてはどうか。私はこのプレミアムフライデーを、特に都内勤務者等、日頃あまり柏のお店を利用されない市民の方に、柏の良さを知ってもらえる絶好の機会ととらえているが、いかがか。

A まだ始まったばかりなので、今後先進的な取り組みの事例など情報収集し、積極的に方法を検討していきたい。

4 高柳駅西側の新設道路について

Q 安全性を担保する対策については、どう考えているか。

A カーブミラーや看板、横断歩道等の設置を検討し、安全対策に取り組む

5 自治体による婚活支援について

Q 市長の「民間に任せられるものは、民間に任せる。」という考え方も十分理解できるが、結婚するに難しい条件をかかえている場合には、やはり行政が何らかの積極的なサポートをする必要があると考えるがどうか。また、民間の事業者と協力してイベントを開催することで地域の活性化にも繋がることから、是非検討して欲しい。

A 市が結婚紹介所を設けることは難しいと考えているが、市としても民間で行われている活動等に対し、何らかの協力やバックアップをする形での支援は必要だと考えており、様々な部門で考えて対応していきたい。

6 ふるさと納税について

柏市でも、平成29年度よりふるさと寄付金制度(ふるさと納税)を導入するということだが、その制度の趣旨に立ち返り、柏の魅力を最大限に伝え、くれぐれも返礼品合戦に加わることのないようにお願いした。(要望)

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